みなさん。ベーグルとドーナツの違いってご存知でしょうか。

パンっぽいのがベーグル!甘いやつがドーナツ!

そんなざっくりとした違いな気がしていましたが

私、思い改めました。

今回、取材させていただいたお店は神戸市北区淡河町のわかりにくーいところにある

ベーグル&スチームベーグルの専門店 はなとね様

まず、取材に行って驚いたのは自然に囲まれた環境に風情のある茅葺き民家の店舗。電車の最寄り駅まで歩いて1時間30分、近くまで走るバスは日に10本という不便な場所だそうですが、駐車場も用意されており、車でのお越しを想定されているのでしょう。

それではどんどん見ていきましょ!

季節の移ろいを感じられるお庭で手作りベーグルを。

お店の正面のお庭は広く開放感があり、緑も多くどこか懐かしい気持ちになります。

子どもたちが遊び走り回るには充分すぎる広さで、こんな遊び心まで!

取材に訪れた日も開店直後からお客様が多くいらして

子供たちも庭で遊び回ったり、トランポリンで跳ねたりと楽しそうでした。

なんだか見ているだけで、こころが洗われる。。。。

はなとねさんには奥にも凄くきれいなお庭があります。

こちらはお庭というよりは、むしろ庭園という佇まい。

観光地にあるお寺にあるような立派なお庭の縁側で

ベーグルを食べるなんて、ここでしかできない贅沢です。

今回はこちらで店主様にお話をお伺いいたしました。

はなとね ベーグルに込められた店主様の思い


kizuqスタッフ
よろしくお願いします。まずですね、HP上の情報で2012年からお店を開業されたと拝見させていただいたのですが、そのきっかけを教えてください。
店主 村上敦隆さん
それまでに2件のベーカリーで修行をしていたんですが、飲食の仕事をしているといつかは自分のお店を持ちたいと思います。年齢的にも35歳になり、独立するにも、そろそろかなという感じですね。
kizuqスタッフ
お店を出す上で、この土地に決めたきっかけってなんだったんですか? 建物からこの土地を選んだんのか、もしくはこの周辺でテナントを探してここに行き着いたのか。
店主 村上敦隆さん
場所優先ですね。ここでやりたいっていうよりも、この淡河っていう町が好きで。自分の子どもが通っている幼稚園の親御さんが淡河に住んでいて、子どもがこの辺に遊びに来たりするなかで、こういういい所、淡河町っていうところがあるんだと知りました。ちょっと離れただけで、これだけの自然に囲まれてるので。
kizuqスタッフ
その時のお住まいはどちらで?
店主 村上敦隆さん
当時は西宮の山口町に住んでいました。山口町から20分くらいで、これだけロケーションが変わって、これだけ落ち着いた場所があると知ったので、いつか淡河町でお店をしたいと思いました。そこから1年か2年くらい、淡河町限定に店舗を探していて、たまたまこの場所と出会って、じゃあここでやろうと。
kizuqスタッフ
いい縁があったんですね。HPで素材の産地まですべて公開しているのを拝見したのですが、それはお客様に安心して食べてもらいたいという思いですか?
店主 村上敦隆さん
それもありますが、自分が独立してやるのであれば素材も徹底的にこだわって作りたいって、務めていたときから考えていたことなので。作り手としての興味というか。じゃあもうとことんこだわって、一旦、原価のこととか置いといて作ってみたらどうなんねんっていう自分なりのワガママみたいな感じです(笑)
お客様にとっても素材の産地を公開しているのは嬉しいことだと思うので、そんな表と裏の気持ちがあります。
はなとね素材表

はなとね様のベーグルに使われる素材

kizuqスタッフ
作り手としての興味ですか、職人気質なんですね。
店頭に並ぶベーグルは一日でほとんど完売してしまうんですか?
店主 村上敦隆さん
日によって完売する日もあります。ただこうしたいっていう気持ちで自分の中で強いので、逆に言うと数がそこまで作れないってこともあります。僕一人で一晩かけて作ったものが売り切れてしまえばそこまでとなります。
kizuqスタッフ
一晩かけて作られるんですか!それは先程おっしゃっていた一人で作り上げたいとい気持ちからですか?
店主 村上敦隆さん
というのもありますし、なにより気楽なので(笑) 務めていた環境のなかでチームでなにかを成し遂げるよりも、一人で担々とコツコツとやるのが性にあっていたので。
kizuqスタッフ
そうなんですか。仕込みで昼夜も逆転して、睡眠時間も少ない思いますので体にはお気をつけください。そのため店頭販売は木・金・土曜日の週3日なんですか
店主 村上敦隆さん
残りの日はネット販売の対応をしたり、仕込みを始める前の下ごしらえをしています。なのでゆっくりできる日っていうのはあまりないんですよね。
kizuqスタッフ
お忙しいですね。お子さんもまだお父さんと遊んでほしい年頃じゃないですか?
店主 村上敦隆さん
そうですねー。そこをなんとかやったらなと思っているんですが。落ち着いたら遊んであげたいんですけどね。
kizuqスタッフ
ただ、仕事に一生懸命なお父さんはカッコイイものです。本日はお話を聞かせていただきありがとうございました。

では、ベーグルをいただきます。

お話をお聞きした上で、ベーグルをいただきます。
っとその前に記事冒頭で述べました「ドーナツとベーグルの違い」について

「ベーグル」とは生地を棒状にのばし、両端を合わせてリング状に成型して 発酵させたものを茹でてからオーブンで焼くパンの一種です。 「ドーナツ」とは生地を油で揚げた揚げ菓子の一種で 油で揚げる際に熱の通りをよくするために真ん中に穴をあけます。

ベーグルは茹でてから焼く2つの工程で踏んでいるんですね。

インタビューの際におっしゃっていた作る大変さが少しわかった気がします。
ちなみにスチームベーグルは素材が小麦粉ではなく米粉で
焼くのでは蒸すので工程が異なるそうです。
そのため普通のベーグルよりももっちもちの食感になります。

それではよく味わっていただきます。

 

はなとね様ベーグル

今回、私たちが注文したのは

  • バジル&チーズ 1番人気!!
  • 抹茶&ホワイトチョコ 2番人気!!
  • チョコ&チョコ 3番人気!!
  • クランベリー
  • くるみ&いちぢく

になります。

はなとね様メニュー表

はなとね様メニュー表

食べると食感に驚きました!今まで食べたベーグルは固くハムやレタスを挟んで食べるイメージでしたが
はなとねさんのベーグルは固くない。かぶりつくともっちりとした歯ごたえで優しい素材の味がする気がしました。
私のお気に入りバジル&チーズで、ぱくぱく食べちゃいました。
おやつというよりは食事に近い食べごたえで、そのくせ2つ3つ食べても重たくないです。

それとなにより、大きくて安い。これはとても嬉しいことです。

はなとね様パンフレット1

はなとね様パンフレット1

はなとね様パンフレット2

はなとね様パンフレット2

はなとね様のパンフレットです。通販でお買い上げいただいた際などの解凍方法等の記載もありますのでお見逃しなく!!
キャッチコピーがとてもかわいい

さいごに

はなとねさんのHPでこんな記載を見つけました。

「はなとね」は漢字にすると「花と根」です。「花」のようにきらびやかな「ごちそう」と「根」のように身体をつくる「ごはん」。その両方のいいところを合わせた「少しわくわくできる安心なパン・おやつ」を通し、ひとりでも多くの方に「食べる」というしあわせを噛みしめていただければという想いを込めて名付けました。

お店の屋号に込められた「花」のようなきらびやか「ごちそう」であり、「根」のように身体をつくる「ごはん」という
二面性を手作りのベーグルに感じました。はなとね様のベーグルを食べて大きくなる淡河に住む子どもたちもたくさんいらっしゃると思います。

和と輪が結うのは、人との縁でしょうか。いろんな人との繋がりがあって
淡河という町で茅葺き民家のベーグル屋さんを始めたはなとね様。
これからもたくさんの方とのご縁を結っていくことを願います。
また、お店にお邪魔させていただきます。

from kizuq

Infomation
店舗名はなとね
住所兵庫県神戸市北区淡河町神田143-2
営業時間木曜・金曜・ 土曜 10:00~16:00
電話番号090-5672-3438
公式HPhttp://hanatone.jp/

+おまけ

今回、取材でお伺いした「はなとね」の店主様の趣味なのでしょうか?

お店にはお茶目な遊び心が気なったので個人的に写真でお届け!