「初めて有馬富士公園に行くけどどんなところ?」
「小さな子供も遊べるのかな?」
このように有馬富士公園に初めて行く人は、どんなところなのか、子供が楽しく遊べるところなのか気になりますよね。
有馬富士公園は、兵庫県の中でも最大規模の県立公園です。自然がたっぷりの公園にはたくさんの遊具や室内の学習センター、ハイキングコースなどがあり1日かかっても遊びきれないくらい魅力あふれる公園です。
何も知らずに行くとどこから行けば良いのかどういった順で回ると良いのか分からず遊び尽くせないかもしれません!
子供たちにたっぷり楽しんでもらうためにもどこで遊んだ方が良いのか、子供が好きそうな場所はどこなのか知っておく必要があります。
この記事では、
- 有馬富士公園はどんなところか
- 遊ぶべき場所
- 穴場スポット
をご紹介していきます。この記事を読めば、有馬富士公園での遊び方が分かり楽しい1日を過ごすことができるでしょう。
子供を連れて有馬富士公園に行きたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
有馬富士公園ってどんなとこ?
有馬富士公園は、平成13年に開園した兵庫県下最大の都市公園です。
遊具で遊ぶ広場があったり、室内で自然学習ができる施設があったり、ハイキングコースがあったりと様々なエリアで様々な体験をすることができます。
1日では回りきれないほど広大な公園にはたくさんの魅力があり、子供たちの興味関心に合わせて遊び場をチョイスしてみてください。
有馬富士公園の3つのゾーン
有馬富士公園は、とても広く主に3つのゾーンに別れています。
- 出会いのゾーン
- 休養ゾーン
- シンボルゾーン
出典:有馬富士公園公式サイト
出会いのゾーンは、有馬富士公園の入り口的な存在で遊ぶのであればここがメインになります。
休養ゾーンには、共生センターと呼ばれる多目的施設がありいくつかの貸室でイベントなどを行っていたりします。
さらに共生センターの横は広大な芝生広場となっていて、シートを敷いたりテントを立ててピクニックやボール遊びなどが楽しめます。
シンボルゾーンは、有馬富士周辺です。有馬富士とは、山の名前なんですね!
出会いゾーンから標高374mの有馬富士山頂まで約50分ほどで登ることができ、さらに周りの散策ができます。
子連れで行くならここ!
子供と一緒に有馬富士公園に行くのであれば、出会いのゾーンで1日遊べます!
出会いのゾーンは、大きく2つに分かれており大きな道を挟み橋を通って行き来ができます。
新三田駅方面から入ってすぐの場所にある第1駐車場の近くには、自然学習センターと呼ばれる室内施設があります。
「3.自然学習センターを遊びつくそう!」でも詳しく紹介しますが、三田の自然に関する展示室や休日にはワークショップなどが行われています。
そして、第3駐車場近くのあそびの王国には、たくさんの遊具があり休日には多くの家族連れで賑わっています。
駐車場の場所については、「6.有馬富士公園へのアクセス」でご紹介しているので参考してください。
次の章からは、子供連れにおすすめの「あそびの王国」と「有馬富士自然学習センター」について詳しく解説していきます。
『あそびの王国』を遊びつくそう!
さっそく有馬富士公園のメインとも言えるあそびの王国についてご紹介していきます。
あそびの王国は、三田の民話をもとに作られた物語「ありまふじとカミナリの子」をもとにデザインされているそうです。
そのため、あそびの王国のいたるところに鬼をモチーフにしたものがあるのでぜひ探してみてください!
第3駐車場から坂を登るとあそびの王国の入り口が見えてきます。
そこから公園の中に入ってみると大きく4つの遊び場があります。
- カミナリの砦
- 鬼ヶ富士
- みんなの村
- 鬼の食卓
それぞれ詳しくみていきましょう。
遊びの王国1.カミナリの砦
入ってすぐのところにカミナリの砦があります。
カミナリの砦は、真ん中に白いふわふわがあり裸足で上がり感触を楽しむことができます。
さらにカミナリということで太鼓があったり、音を鳴らす遊具がいくつかあります。
カミナリの砦ということもあり、壁で覆われており入り口が2箇所しかないので小さなお子さんも迷子にならず思いっきり遊ぶことができます。
遊びの王国2.鬼ヶ富士
カミナリの砦を出ると目に入ってくるのが真ん中にそびえ立つ鬼ヶ富士です。
メインとも言える大きな白いすべり台は、子供たちにも人気です。ただし、年齢・身長制限があるので小さいお子さんは注意が必要です!
こちらに書かれているのは、以下の3点です。
- 手をつないですべらない
- だっこしてすべらない
- 5歳より小さい子(100cm未満の子)はすべらない
実際には、小さい子が滑っていたりだっこして滑っている姿も見られますがけっこうスピードが出るので危険です!
小さいお子さんは、この滑り台よりも鬼の頭の部分を登ったところに1人用の滑り台があるので、そちらがおすすめです。
この滑り台もけっこうスピードが出るので2歳以下のお子さんは、大人の方と一緒に滑った方が良いかもしれません。
遊びの王国3.みんなの村
鬼ヶ富士の向かい側にあるのが「みんなの村」です。
中に入るとこのようにいくつかのスペースに区切られ迷路のようになっています。ここでは、ままごとやお店屋さんごっこをしている子が多いですね。
さらに進むと、滑り台やジャングルジム、砂場があります。
そして、ジャングルジムの横が迷路の入口になっています。
迷路は、この入口から入り同じところに戻ってくるような迷路となっています。中には滑り台があったり、鏡があったりと子供がワクワクするような仕掛けもあります。
迷路は上の通路から全体を見ることができ子供だけでも楽しめるでしょう。見失ってしまうこともありますが・・・。
遊びの王国4.鬼の食卓
一番奥にあるのが、鬼の食卓と呼ばれるもので食卓をモチーフにした遊具がいくつかあります。
手前にあるのが魚をモチーフにした遊具で、中に入って遊ぶことができます。大人は狭くて入るのが難しいかもしれません・・・。
魚の上にのぼり透明の半球のところから下を覗くことができ中と外で楽しめます。
ふわふわ素材のお餅やお椀、お茶碗を逆さまにしたような遊具など子供たちの遊びが広がる遊び場となっています。
こちらは、お箸とお豆ですかね。上に乗って歩いたり座って休憩しても良いですね。
スプーンのような滑り台もあります。
さらに桶のような中に広い砂場があったり小さなお子さんにおすすめの場所です。
これらの遊具以外にも芝生のスペースでボール遊びや縄跳びなどを楽しんでいる人もいます。
春や秋の行楽シーズンの休日は、迷子になってしまうくらい人が多いです!テントをたてている人も多く、午前中から行って場所取りが必要な日もあります。
夏や冬はそこまで人が多くないので、暑さ・寒さに耐えられるという人はそちらのシーズンに行く方が思いっきり遊ぶことができるでしょう。
また、トイレは入口近くでオムツ替えシートや子ども用のトイレもあります。
手洗い場も子供の高さに合わせたものもあり、子供が1人でも利用できるようになっています。
外側にも手洗い場があるので遊び終わった帰りにもさっと手を洗って帰れますね。
自動販売機は2箇所あり、トイレの横と鬼の食卓近くにあります。トイレ横は利用する人も多く、暑い日には売り切れになっているものもあります。
一方鬼の食卓近くの自動販売機には、セブンティーンアイスも売られています。意外と知らない人も多く自動販売機前の屋根のある椅子でゆっくり休むことができますよ。
有馬富士自然学習センター(キッピー山のラボ)を遊びつくそう!
出会いのゾーンのパークセンターを抜けると有馬富士自然学習センターがあります。
建物の入り口には、何かのお尻が・・・。これが何かは中に入ってみると分かります。
中は、いくつかの展示室がありスロープを降りていきながら展示を楽しめます。
展示は時期によって変わるので訪れる度に新たな発見があります。
では、順にみていきましょう。
まず入ってすぐのところにあるのがこれ!
くわがた虫のつよし君です。すごい迫力ですよね!
上にのって遊んだり撮影スポットになっています。
そしてその脇には滑り台があり、次の展示室に進むことができます。
ここは、絵本や図鑑がたくさんあり、椅子に座って読むことができます。
この横には、トンネルや虫の展示があります。遊び心あふれる展示となっており子供がワクワクすること間違いなしです。
さらに下の展示室では、いくつか水槽があり小さな魚が泳いでいます。
このスペースでは、季節に合わせて様々な展示が行われています。夏の時期はカブトムシやセミの展示でした。
さらにスロープを降り一番下の階には、スポンジとスタンプのようなものが・・・。
これは、動物の足型のスタンプになっていてスポンジに押すと足型が出てきます。
すぐに消えるので子供たちはいろいろな動物の足型を押して遊んでいました。
また、ここには机と椅子があり普段なら食事をすることもできます。今は、コロナ禍で食事はできないようです。
自然学習センターはそこまで広くなく1時間もあれば十分楽しめると思います。生き物好きな子はもっと楽しめるかもしれません。
寒さや暑さをしのぐことができるので、ちょっとした休憩スポットにもなります。
休日でもそこまで人が多くなく、小さい子でも遊べるのでおすすめです。
トイレも綺麗で入り口近くと一番下の階にあります。授乳室とオムツ替えシートがある部屋もあるので赤ちゃん連れでも安心です。
少し離れた休養ゾーンは穴場!
有馬富士公園の出会いゾーンから車で約10分ほどのところにある休養ゾーンは広い芝生がメインです。
出典:有馬富士公園公式サイト
ここは、休日もそこまで人が多くなく子供たちも思いっきり走り回ることができます。
大きな芝生広場が広がりさらに坂を下った先にも広場があります。
本当に一面が芝生の広場となっているので、ボール遊びをしたり凧揚げをしたりすることができます。
そして、奥にトイレと自動販売機があります。
大きな広場を降りていくと風のミュージアムと言われるモニュメントが立ちならんでいます。
風のミュージアムでは、三田市在住の彫刻家である新宮晋さんが兵庫県に寄贈した彫刻が12個飾られています。
新宮晋さんの作品を一同に見ることができる世界初の野外ミュージアムだそうです。
風が吹くと一斉に動き出し、子供も大人も楽しめる空間になっています。
さらに下には池があり、メダカやおたまじゃくしがたくさんいます。
いつも池の周りには子供たちが集まり中を覗いて楽しんでいます。
そして、風のミュージアムの近くにもトイレと自動販売機があります。
自然の中でたっぷり子供と遊びたいという方は、休養ゾーンがおすすめです。虫を見つけたりどんぐりを見つけたりと都会では味わえない自然がたっぷりです。
のんびりピクニックを楽しんだり虫探しをしたり芝生を駆け回ったり、子供の感性を引出す場所となるでしょう。
有馬富士公園へのアクセス
有馬富士公園出会いのゾーンまでのアクセス方法をご紹介します。
車以外で行く方法として、JR新三田駅かJR三田駅から神姫バスを利用するか徒歩で30分(約2km)歩く2パターンがあります。
神姫バスを利用する場合、20番系統のバスに乗り「有馬富士公園前」で下車してください。
ただし、1日に2〜3便しかないので必ずこちらから確認しておきましょう。
車で行く場合は、どこに行くのかによって駐車場の場所も変わってきます。
自然学習センターに行く場合は第1駐車場に、あそびの王国に行く場合は第3駐車場が一番近くになります。
出典:有馬富士公園公式サイト
出会いのゾーンであれば、歩いて移動できる距離なので第3駐車場に停める人が多いです。
どちらも満車であれば、第2駐車場、臨時駐車場に停めるしかなく少し歩く距離が長くなってしまいます。
【有馬富士公園の施設情報】
住所 | |
兵庫県三田市福島1091-2 | |
電話番号 | |
079-562-3040 | |
【営業時間】 | |
有馬富士公園 | 9:00〜17:00 |
かやぶき民家 | 10:00〜15:00(天候により閉鎖あり) |
自然学習センター | 9:00〜17:00 |
共生センター | 9:00〜22:00 |
【定休日・休業日】 | |
有馬富士公園 | 12月29日〜1月3日 |
自然学習センター | 月曜日(祝日の場合、翌日休み)、12月28日〜1月4日 |
共生センター | 第2火曜日(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日 |
【駐車場】 | |
出会いのゾーン | 合計:普通車675台 |
休養ゾーン | 151台(うち身障者用5台) |
【公式HP】 | |
http://www.hyogo-park.or.jp/arimafuji/ |
よくあるQ&A
最後によくある質問についてお答えしていきます。
お弁当はどこで食べられる?
お弁当は、基本的に外であれば邪魔にならないような場所にシートなどを敷いて食べることができます。
また、自然学習センターやパークセンターのロビーでも食べることができます
ただし、緊急事態宣言中など一部の期間では飲食不可となっているところもあるので、注意してください。
バーベキューはしても良い?
公園内での火気使用は禁止となっています。
有馬富士公園では、バーベキューや花火はできません。
ペットを連れて行っても良い?
公園内にペットを連れて行くことは可能です。
ただし以下のような場所では、利用や同伴は不可となっています。
- 建物内
- 遊具広場の遊具や砂場、水場など
- あそびの王国内
また、リードなどをつけ放し飼いにせずマナーを守って利用するようにしてください。
売店などはある?
公園の中には、レストランなどはありません。
公園の徒歩圏内でも飲食店やコンビニがないので、お弁当などを持ってくるかJR新三田駅の方まで周辺の飲食店やコンビニを利用することになります。
できれば、到着するまでに昼食などは確保しておきましょう。
自転車で公園に入ってもいい?
公園内には、自転車の乗り入れができません。
パークセンター前入口と遊びの王国の南口に駐輪場があるので、自転車はそこに停め、歩いてまわるようにしましょう。
まとめ
有馬富士公園のおすすめスポットをご紹介しました。
お子さんと一緒に行くのであれば、出会いのゾーンでたっぷり遊べるでしょう。
「自然の中で思いっきり身体を動かしたい!」
「なるべく人の少ない大きな公園で遊びたい!」
というような人は、休養ゾーンがおすすめです。
行ってみないと分からないという部分もあるとは思いますが、お子さんの好きそうな場所や喜ぶ場所を見つけてぜひ有馬富士公園を楽しんできてください!