街の専門家【リトミックとは?】リトミック・ピアノ教室 きのうた 代表太期先生に聞いてみた Vol.1【三田市】

「リトミックってよく聞くけど何をするの?」
「リトミックを習わせるとどんな力が身につくの?」

子どもの習い事として注目を集めているリトミックですが、実際にどんなことをするのか、なぜした方がいいのか知らないかたも多いですよね。

リトミックは、音楽を通じて身体を動かし表現力を育むことができます。

そんなリトミックを子どもたちと一緒に楽しんでいる『リトミック・ピアノ教室 きのうた』の太期衣理加先生に、お話を伺いました。

小さなお子さんに習い事をさせたい、音楽を楽しんでもらいたいというかたはぜひ最後までお読みください。

「リトミックってなあに?」

リトミックとは、楽しく音楽に触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすと共に遊びを通して潜在的な基礎能力の発達を促す音楽教育法です。

リトミックと言うと「ピアノで歌うの?踊るの?」と思われがちですが、ピアノだけではありません。

太鼓やギター、鍵盤ハーモニカ、タンバリンやカスタネットなどの様々な楽器に触れ、表現します。

ときには、楽器を使わず手拍子を楽しむことも!

リトミックの『4つの力』

リトミックを行うことで生きていく上で役立つ『4つの力』が身につきます。

  1. よく聴く耳・集中力
  2. 基礎的な運動能力
  3. 自分で考え、表現する力
  4. 音感やリズム感

それぞれ詳しくご説明していきます。

①よく聴く耳・集中力

リトミックは、生演奏に合わせて身体をたくさん動かします。

音楽が止まると体の動きを止めたり、音楽の速さやリズムの変化に合わせて歩いたり走ったりする「即時反応」を繰り返し行います。

子ども達は、次にどんな音楽が流れるかわからない中で、次の動作を期待し、次に流れる音楽を集中してとらえようと、集中力はもちろんよく聴く耳が育ちます。

②基礎的な運動能力

子どもたちの年齢や月齢によりできることは違いますが、音楽に合わせて、ハイハイや、歩幅の大きさに変化をつけて、歩く、走る、止まる、ジャンプなどの動作を繰り返すことで、筋力や体幹が鍛えられます。

筋力や体幹が身に付くことで、イスに良い姿勢で長く座ることができるようになります。

そして、物事に取り組む姿勢が保たれ、集中力も培われていくのです。

また、全身的な運動をすることは、ボールを掴み、やがて鉛筆を持ち、紐を結ぶなど手先の運動(微細運動) の獲得にもつながります。

③自分で考え、表現する力

「この音楽がなるとこの動きをする」という活動を続けることで、子ども達は音楽がなると自分で考え判断し動きだします。

その子どもの動きに対して、大人がそのままを認める声かけやアクションをすることにより、子どもは嬉しくなり自己肯定感が高まります。

自己肯定感が高まれば、次はどんな動きをしよう、あの音楽が流れてきたら次はこんな動きがしてみたいと、もっともっと自分で自由に表現してみようという思いを持つのです。

④音感やリズム感

鍵盤で“ド”を弾いて、この音が“ド”とわかることが最初の目的ではありません。

レッスンでは、子どもたちに大きい動きをして欲しいときは大きな音を弾き、小さな動きをして欲しいときは小さな音を弾いています。

また、動きがイメージしやすいように動物の真似(動物模写)をして身体を動かします。

例えば、リスやネズミなどの動物では体を小さくしてちょこちょこと動きます。

ゾウやクマなどの動物では大きい歩幅でどしんどしんと歩きます。

ヘビがにょろにょろと動く様子は小走りで、ウサギがぴょんぴょん跳びはねる様子はジャンプで表現してみたりと音楽を集中して聴き全身で表現します。

このように、大きさや重さをイメージした低い音や高い音、音の強弱、動きをイメージした速い音楽、遅い音楽を聴き分け、自分の表現で自然と身体が動くようになります。

子ども達はそれぞれの音を耳で聴き、全身で表現することで、楽譜で学ぶような音の強弱、早さのコントロールなどの音楽的感性を遊びの中で身に付けることができるようになるのです。

そして、ただ単に身体を動かして遊ぶだけではなく、活動のあとには音階や四分音符などを見て視覚からも情報を吸収していきます。

そうすることで子どもも保護者も、行動と知識が結びつき、いつのまにか音階やリズムの理解につながります。

0歳児から習い事って早くない?

リトミックをスタートするのに”早い”ということはありません。

子どもは成長していく中で、器官や機能はそれぞれ個々に発達していくとされ、一つの事柄において吸収しやすい時期とそうでない時期があるとされています。

その時期を曲線で示したものを「スキャモンの発達・発育曲線」と言います。

それによると、「神経型(脳や脊髄および視覚器などの神経系と感覚器系)の発達は0歳から12歳くらいの間に大人と同じ水準まで育つ」とあるのです。

幼少期に乗れるようになった自転車は、いつまでも乗り方を忘れない。」と思い出してもらえれば、わかりやすいでしょうか。

音楽でも同様に絶対音感や自由に表現する力、創造力なども幼少期の方が獲得しやすい能力があるのです。

きのうたさんでは、産後8週間から参加することができます。

お母さんの体調をみながらぜひ参加してみてください。

『リトミック&ピアノ教室 きのうた』詳細

『リトミック&ピアノ教室 きのうた』は、基本的にゆりのき台コミュニティハウスで行っています。

年齢別のクラスになっているので、お子さんの年齢に合わせてご参加ください。

開校クラス場所曜日・時間月謝

【リトミック】
にじクラス(0歳児)

ゆりのき台コミュニティハウス

水曜日10:00〜
(1レッスン30分)

1回

500円

【リトミック】
どんぐりクラス(1歳児)月3回

ゆりのき台コミュニティハウス水曜日11:00〜
木曜日10:00〜
(1レッスン50分)
3,500円
(入会金2,000円)

【リトミック】
りすクラス(2歳児)月3回

ゆりのき台コミュニティハウス水曜日10:00〜
木曜日11:00〜
(1レッスン50分)
3,500円
(入会金2,000円)

【ピアノ】
3歳児〜月3回

講師自宅応相談6,000円〜

ゆりのき台コミュニティハウスの場所はこちら↓

問い合わせkinoutararara@gmail.com
公式LINE
ホームページリトミック・ピアノ教室 きのうた 公式HP
Instagramkinoutararara公式Instagram

まとめ

音楽的な能力は一朝一夕、すぐには身に付きません。

能力の獲得を急ぐのではなく、スモールステップの中での獲得を考えています。

私達はそのような音楽的な能力を、リトミックという遊びの中で楽しみながら自然と身に付くことを目指しています。