子どもが遊びながら身体能力を伸ばすことができる最適な場所って知ってますか?
フィールドアスレチックは、様々な筋肉を使い、遊びながら子どもの運動神経を鍛えたり、「できた!」という成功体験を何度も感じることができます。
今回は、須磨離宮公園内にあるフィールドアスレチック「子供の森 冒険コース」へ行ってきました。
すっごく楽しく子どもたちの成長に感動した経験をお伝えしてますので、最後までぜひご覧ください!
神戸市立須磨離宮公園とは?
神戸市立須磨離宮公園は、神戸市須磨区の丘陵にある都市公園です。
噴水広場や王侯貴族(おうこうきぞく)のバラ園・花しょうぶ園などの植物園、フィールドアスレチック、児童遊園などがあります。
【元々は皇室の別荘】
須磨離宮公園は、天皇陛下のご宿泊を主目的とした皇室の別荘「武庫離宮」でした。
大正3年(1914年)に造営され、昭和20年(1945年)の神戸空襲で御殿などの主要建物が焼失しています。
造営から焼失するまでの約30年間は、大正天皇や貞明皇后(ていめいこうごう)、昭和天皇(当時皇太子)、「ラストエンペラー」として知られる溥儀(ふぎ)皇帝(当時満州国皇帝)が御利用なさったんだそうです。
フィールドアスレチック「子供の森 冒険コース」
神戸市立須磨離宮公園内にあるフィールドアスレチックは、全部で28個あります。
コースは、海洋冒険物語(スティーブンソン作)の「宝島」をテーマに、国際海洋都市「神戸」を表現したアスレチックです!
それぞれのアスレチックは、連続して配置されているので、遊びながら一巡することができます。
遊びながら運動神経を鍛えよう!
フィールドアスレチック「子供の森 冒険コース」は、入り口で受付を済ませてから出発します!
それでは、どんなアスレチックがあるのか紹介していきますね。
↓2.ドラをならせ!帆をあげろ
難易度が星の数(3つ)で表現されいるのですが、こちらの難易度は星2つでした!
腕の力をしっかりと使い上まで登り、片手を離してドラを鳴らした後、隣で帆をあげます。
最初からしっかりと「腕」、「足」、「腹筋」など全身を使った動きが必要になります。
子どもは常に動いているから準備運動は必要ないですが、大人なら準備運動が必須ですね(笑)
帆を上げるためにロープを引くのは、かなり力が必要でした。
我が子たちは、3人で協力して引っ張っていましたよ!
↓8.おだやかな航海
こちらは、バランスを取りながら前に進みます。
丸太が横に揺れたり、前後に揺れたりするため、体幹が鍛えられますね!
未就園児さんでも楽しめるアスレチックもありましたよ。
↓10.島が見えたぞ
こちらは、公園にあるような滑り台なので、小さな子でも楽しめますね♪
この辺までは、山を登るように進んでいくので、付き添う大人の方もしっかりと歩いて進むことになります!
↓16.船への冒険
こちらは難易度は、星3つです。
正面から見ると簡単そうに見えますが、結構長いんです!
角度を変えて見てみると、こんな感じ。
思ったより長いでしょ!?
小学生高学年ともなれば、スイスイと行けるかな?♪
地面や木の上に比べて網の上は不安定なので、登るために全身の筋肉が必要です!
↓20.海賊につれられて
こちらも、かなり不安定な為、バランスをとりつつ、足や手をどのように動かすか考えながら進んでいました。
これは、けっこう難しいそうですよ!
難易度は、星3つでした。納得!!
さぁ、終盤になりました。
↓25.宝の箱を発見
こちらは、通り抜けた先にある「宝の箱」をお見逃しなく!
前に進むことで頭がいっぱいなので、忘れがちな場所です。
抜けると、一度後ろを振り返ってくださいね♪
前しか見ていない男子たちは、全く視界に入っていませんでした(笑)
↓27.宝をつみこもう
こちらは、星3つの最後の難関です。
3本のロープがあるんですが、写真右からだんだんと引っ張る力が必要になっていきます。
左側は、3人力を合わせても難しい程、全く上がりませんでした!
28個全てのアスレチックをクリアできたら、ゴールです♪
フィールドアスレチックがおすすめな理由5つ
フィールドアスレチックは、「できた!」という成功体験を何度も経験でき、子どもが遊びながら自己肯定感を感じることができます。
3歳〜12歳頃の幼児期から学童期は、脳や神経が著しく発達する時期です。
体全体を動かすことで、運動能力だけでなくバランス感覚や神経の発達などの成長にも繋がっていきます!
子どもは、様々な動きや見る・聞く・触れるなど多くの運動器官を動かしたり、刺激することで成長していくので、フィールドアスレチックは最適です♪
フィールドアスレチックでの動作が子どもたちにどんな影響があるのかご存じですか?
ここからは、5つの動作が何につながるのかご紹介します。
【フィールドアスレチックの5つの動作】
- 引っ張る動作
- 登る
- ぶら下がる
- ジャンプ
- 走る
①引っ張る
引っ張る動きは、握力アップにつながります。
将来、野球やテニスなどの球技を考えているお子さんには、握力が必要になるため効果的です!
また、足腰を使い踏ん張って力を入れるので、足腰も鍛えられますよ!
②登る
ネットの上はとっても不安定なため、バランスをとりながら前に進んでいきます。
ゴールを目指しながら進んでいる子どもたちは、実は様々なことを考えながら進んでいるんですよ!
例えば、網の隙間から足が落ちてしまったら、次は落ちないように工夫をします。
「どうやって早く登ろう」と常に考えながら動いているため、思考力の向上につながるんです!
③ぶら下がる
ターザンロープでは、自分の体が落ちないようにしっかりとロープを握り、ぶら下がらなければなりません。
握力はもちろん、バランスを保つため、腕や腹筋、背筋、太ももなどの体幹の強化になります。
ロープが動く時は、見ている景色が変わりますよね。
子どもたちは、「遠い」「近い」などを感じ、「視覚機能」を高めることができます!
④ジャンプ
ジャンプは、膝の曲げ伸ばしをすることで「柔軟性」も身につけることができ、身体中の筋肉を一気に使うため「瞬発力」が鍛えられます。
着地の際は、まっすぐに立とうとするので「バランス感覚」も!
子どもってジャンプするのが好きですよね。
実は、自分の身体機能を高めるために、本能的に身体が動いているのかもしれませんね!
⑤走る
フィールドアスレチックの足元は、木の幹があったり、階段があったり平坦な道ばかりではありません。
瞬時に考えて行動する「瞬発力」、でこぼこな道でもバランスを取りながら進むため「バランス感覚」、ここ通ったら危ない!ととっさによけたりする「反射神経」が鍛えられます。
とはいえ、たくさんの人がいたり、順番を待つこともありますので、いつどこでも走っていいというわけにいきませんが…
神戸市立須磨離宮公園へのアクセス方法
須磨離宮公園までは、三田市内から有料道路で45分程。
駐車場に入る前に、入園料と駐車料金が必要にありますので、駐車場に着く前にご準備しておいてくださいね!
詳しくはこちら↓
神戸市立須磨離宮公園「子供の森 冒険コース」の詳細
フィールドアスレチックをご利用の方は、スロープなどがないため、ベビーカーでの移動は困難です!
ベビーカーは、受付前に置いてありました。
お食事をされる方は、アスレチック前にあるレストハウス内↓
または、お弁当を購入したり、持参して広場やテーブル席で食事ができます。
週末になると、イベントも開催されているようです!
住所 | 神戸市須磨区東須磨1-1 |
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開園時間 | 10:00~16:00(入園は16:30まで) [須磨離宮公園]9:00~17:00 |
休園日 | 木曜日(祝日の場合は開園) |
須磨離宮公園入園料 | 15歳以上(中学生を除く):400円 小•中学生:200円 ※のびのびパスポート提示で無料 ※JAF会員証、コープこうべ組合員証で割引あり |
駐車料金(1日•1回) | 乗用車:500円 二輪車:100円 バス:2,000円 |
備考 | 正門・東門・駐車場にて、ベビーカーと電動アシスト付車いすの無料貸出あり(先着順) 荷物を預けたい場合は、正門とお弁当広場に(有料)コインロッカーがあり 大きい荷物は、正門と駐車場の料金所で預かりも可(有料) |
HP | 須磨離宮公園 |
まとめ
今回は、神戸市立須磨離宮公園内のフィールドアスレチック「子供の森 冒険コース」をご紹介しました。
ただ、遊んでいるように見えるフィールドアスレチックですが、実はたくさんのメリットがあります。
子どもの動きがどのように影響しているのか知っていると、違った視点で楽しめると思いますよ!
ぜひ、お子さんの動きをよく観察しつつ、親子で一緒に楽しんでください♪