おしえてドクター「乳歯のすきっ歯は大丈夫⁉︎」しろくまファミリー歯科【神戸市北区上津台】

子どもの乳歯が生えそろってくると気になってくるのが歯並びですよね。

我が子の歯の状態を見て、すきっ歯だけど「永久歯に影響ないかな?」「歯並びは大丈夫かな?」「すぐにでも治療が必要?」など気になることも出てきます。

知っているようで、ちゃんと知らない。気になる疑問をドクターが解決!

今回は、「乳歯のすきっ歯」について、しろくまファミリー歯科のドクターに聞いてみました。

乳歯が「すきっ歯」これって大丈夫!?

しろくまファミリー歯科

乳歯が生え揃うと気になってくるのが歯並びですが、すきっ歯になっている子どもの歯を見て「歯並びは大丈夫かな?」と心配になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

乳歯のすきっ歯は、歯並びに影響するのか、歯並びをきれいに保つために普段お家でできることは?など教えてもらいました!

それぞれ詳しくご紹介していきます。

「すきっ歯」は歯並びに問題ない!

結論から言いますと、すきっ歯は永久歯が生え変わる際の大事なスペースになるため、歯並びを心配する必要はありません。

永久歯は、乳歯に比べると歯のサイズが大きくその分スペースも必要になってきます。

そのため、歯と歯の間に隙間があることで永久歯が真っ直ぐ生えてくることができます!

また、乳歯がすきっ歯ということは、しっかりと顎が成長しているということです!

しかし、指を加えたり、爪を噛んだり、上唇小帯が歯に近すぎることが原因ですきっぱや歯並びに影響をすることがあります。

【上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは…】

上唇小帯とは、上唇をめくった時に見える前歯と上唇の間にあるすじのこと。

1歳半検診など定期検診で指摘されることもありますが、低年齢では小帯が長く幅もあるので問題はありません!

成長とともに上唇小帯の位置が歯茎の上の方に移動し、幅も狭くなるため特に目立たなくなっていきます。

ところが、上唇小帯が移動せずにそのままの状態のことが稀にあります!

その場合は、永久歯が生え揃ってもすきっ歯になってしまうことも…

また、歯ブラシをする時にあたると痛い為、歯を磨くのを嫌がり虫歯のリスク上昇の原因にもなります!

目安は、8歳(小学2〜3年生)くらいで上唇小帯が気になる場合は、切除を検討する必要があります。

歯と歯の間に隙間がないのは注意!

逆に子どもの歯がきっちり並んでいて、隙間がないのはどうなのでしょうか?

乳歯が隙間なくきっちり並んでいるのは、生え変わりの時期に影響が出てきます。

永久歯が出てくるスペースが確保されず、生え揃った時にガタガタの歯になってしまう可能性があります。

また、乳歯の時点で歯が重なりあっているのは、特に注意が必要です!

歯が重なっている原因としては、顎が小さいことがあげられます。

顎の大きさは、歯並びにも影響してくるのです。

ただし、成長と共に顎も発達する為、すぐに治療が必要というわけではありません!

もうひとつ注意が必要なのは、虫歯です。

乳歯に隙間がある場合は唾液やお水などである程度食べカスは流れていき、歯ブラシも歯と歯の間に当てることができます。

しかし、隙間がない場合は食べ物がつまったままになりやすく、歯ブラシだけでは汚れを落とすことは難しくなります。

隙間がない場合はフロスの使用がなければ虫歯のリスクをコントロールすることはできません。

歯と歯の間に食べ物が詰まってしまい、そのままにしておくと虫歯の原因になるのでしっかりと歯磨きをしましょう!

乳歯の虫歯については、以前「教えてドクター【乳歯の虫歯は気付きにくい?!】しろくファミリー歯科【北区上津台】」でご紹介しています。

こちらも合わせてお読みください。

綺麗な歯並びになるためにお家でできる4つのこと

しろくまファミリークリニック

歯並びが綺麗になるには、顎の成長が必要不可欠です!

それでは、顎が成長するためにできることはあるのでしょうか?

先生にお家でできる4つのことについて聞いてきました。

  1. 噛みごたえのあるものを食べよう!
  2. 鼻呼吸を意識しよう!
  3. 正しい姿勢を意識しよう!
  4. 定期的に検診をしよう!

それぞれ詳しくみていきましょう。

①噛みごたえのあるものを食べよう!

現代人は、昔の人に比べると顎の大きさが小さくなっています。

顎が小さいことで永久歯が生えてくる時にガタガタになってしまったり、噛み合わせが悪くなったりしてしまうのです。

しっかりと噛むことにより顎が発達していきますが、ただ硬い食べものを食べたらいいというわけでありません!

大事なことは、噛みごたえがある食品をより多く噛んで食べるということです。

例えば、噛みごたえのある食品とは、食物繊維が多いごぼうやキャベツ・白菜などの野菜やわかめ・ところ天などの海藻、筋繊維のしっかりした肉類などのことです!

飲み込むまでにより多く噛んで食べる食品を意識して選びましょう。

歯が生えてきたら、できるだけ自分の前歯を使って必要な分を噛み切ることを意識するのも大事です。

②鼻呼吸を意識しよう!

歯並びを綺麗に保つためには、口呼吸にならないように鼻で呼吸することを意識しましょう。

鼻呼吸をすることで顎が成長しやすくなります。

6~9歳ごろに成長すると言われている顎は、上顎が広がることで下顎も広がっていきます。

「お口ポカン」は、自然に治ることはないため、鼻で呼吸するという意識をする必要があります。

年齢が上がるにつれ改善することが難しく、早めに対策をすることが大事です。

お口ポカンを改善するためにすぐにできる方法を先生に教えていただきましたのでご紹介します!

ポイントは、ベロ(舌)の位置です。

【口ポカンを改善するための訓練】

口を閉じた時に、ベロ(舌)を置く位置を意識してみよう!

ベロ(舌)の正しい位置のことをスポットといいます。

スポットは、上顎の真ん中にあり、ちょうど前歯2本の裏あたりです。

舌先は、上前歯の付け根に置きます!※舌先が歯に触れてない状態。

スポットに舌先を当て、舌の根元から舌全体を上顎に吸い付かせるように上がっているのが正しい舌の位置になります!

舌先だけがスポットに当たっていたり、前歯を押し付けたりしないように注意しましょう!

③正しい姿勢を意識しよう!

実は、日頃から正しい姿勢ができているかということも歯並びに影響します。

例えば、ご飯を食べるときは、背筋を伸ばし床に足がついている状態でないとちゃんと噛むことができません。

地に足をつけることで力が入り、しっかりと噛むことができるのです。

猫背になっているとどうしてもお口がポカンと開いてしまい口呼吸になります。

無意識に舌も下がり筋力が低下し、お口も開いた状態になってしまうのです。

意識して姿勢を正ことが大事です!

④定期的に検診しよう!

子どもの乳歯が生えたら歯医者に行き、定期的に歯の状態を診てもらうと安心です。

定期的に通うことで今の歯の状態、現在の問題点を改善する方法など自分では見落としがちな点もわかります。

しろくまファミリー歯科ってどんなところ?

長尾小学校のすぐ前に位置する、しろくまファミリー歯科。

閑静な住宅街の中にあり、しろくまと青い看板が目印です。

ファミリー歯科は、以下のような特徴があります。

  1. 明るく清潔で、落ち着いた雰囲気
  2. 安心して治療を受けられる個室・半個室
  3. 質の高い医療を提供

歯医者は怖いところという子どもの思いを払拭し、安心して治療が受けられる工夫が各所にあります。

明るく清潔で、落ち着いた雰囲気

院長先生を始め、スタッフさんも皆、優しく明るい「笑顔」で迎えてくれる、しろくまファミリー歯科。

白を基調とした院内は、歯医者さんというよりは、お友達のお家にきたように自然で落ち着いた雰囲気です。

安心して治療を受けられる個室・半個室

治療に専念していただけるようにと院内の治療スペースは全て個室・半個室。

これは、患者さんにとって「居心地の良い空間にしたい」という思いと、治療のことなどしっかりと話せるようにという院長のこだわりから。

治療についての説明も口頭で伝えるだけではなく、写真や、アニメーションで説明するなど、視覚を使ってわかり易い説明を心掛けている。

質の高い医療を提供

歯科用CTやマイクロスコープ顕微鏡を使用することにより、安全で的確な治療を可能にしています。

新しい技術や機械を取り入れ、常に質の高い医療を提供していく事を心掛けています。

【歯科用CTとは?】

歯医者で歯やあごの骨などの状態を詳しく知りたい場合、一般的にはレントゲン診査が行われます。

レントゲン写真は歯や骨などの硬い組織の状態を知るのにはとても便利なのですが、画像が2次元的(平面的)なので、3次元的な(立体的な)形までは知ることはできません。

しかし、歯科用CTで撮影することで、レントゲンでは確認できなかった事が正確に分かるようになり、安全で質の高い治療を進める事が可能になります。

【マイクロスコープ顕微鏡とは?】

近年の歯科治療では、より精密さを求められるようになってきています。

マイクロスコープを使用することで、肉眼の6~32倍程度に拡大して見ることができるため、より正確でより精密に治療を行うことができます。

 

白山先生の想い

しろくまファミリー歯科では、お子様が「自分の力で治療を受けれる」ことを目指しています。

虫歯の状態にもよりますが、できるだけその子のペースに合わせて治療を進めていきたいと思っています。

そのためには、いきなり治療をするのではなく、トレーニングをすることが大切。

実際に使う器具に慣れてもらうためのトレーニングをし、お子様との信頼関係を築くところからはじめます

そして最終的には一人で部屋に入り、チェアーに座り、自分の力で治療を受けられるようになればと考えています。

治療では、表面麻酔や細い注射針を使うなど、できるけ痛みを感じない、恐怖心を与えない治療を心掛けており、特にお子様には、注射器の針が見えないように注射したり、見た目がおそろしい器具は使わないようにしています。

歯医者は習い事に近いんじゃないかな?と思っています。

小さい時から通っていると、怖い所じゃないという意識で来ることができ、もし、虫歯になっても、治療にスムーズに入ることができます。

恐怖心があると、痛みの感じ方がより敏感になる傾向があるので、「怖がり」のお子様ほどより早めから、歯科に慣れさせておく事が大切だと考えています。

患者様の声

実際にしろくまファミリー歯科クリニックに行かれている方に聞いてみました。

●歯医者さん嫌いだった子どもが、ここでは自分ひとりでチェアーに座り治療できるようになりました!
●写真やイラストを使い、わかりやすい説明があるため、安心して治療を受ける事ができます。
●院内が広く清潔で、半個室になっているため、他の人の事が気にならず治療に専念できます。
●痛みに配慮してくださる治療で、痛みに弱い私でも、安心して治療できています。

このように安心して通院されている方が多いです。

『しろくまファミリー歯科』の詳細

会社名しろくまファミリー歯科
電話番号078-986-4690
住所神戸市北区上津台6丁目6番10号
診察時間午前 9:00~13:00 午後 14:30~18:30(最終受付18:00)
土曜日午後は14:00~17:30(最終受付:17:00)
水曜・日曜・祝日は休診です。
ホームページしろくまファミリー歯科

 

まとめ

「麻酔をするときに痛い思いをした」「治療が痛かった」という昔の記憶から、大人の方でも歯医者さんに「痛い・怖い」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

「そんな方にこそぜひきていただきたいです」と白山院長は話します。

しろくまファミリー歯科では、怖い、痛いという歯医者さんのイメージをなくすため、治療に関してしっかりした説明と、痛みや恐怖心に配慮した治療を行うことを心掛けていらっしゃいます。

実際に、私自身治療に通っていますが、泣いている子どもの姿を見たことがないんです?!

痛みに弱い方、子どもが歯医者を嫌がって困っているという方、しろくまファミリー歯科を訪ねてみてはいかがでしょうか?!