愛とはなにか。

Hugues Roger Mathieu
アメリカ出身、ニューヨークで個人の家や、レストラン、ホテルのインテリアをデザインしてきた、壁画アーティスト。
今までたくさんの壁画を描いている。
また、その中でも、ロバートデニーロさんに絵をかいてくれと頼まれたこともあるという。

現在は、神戸市北区にある児童支援スクール「こども未来アカデミー 宇宙-sora-」で
子どもたちに絵を教えてながら、大阪・肥後橋でレストランを経営している

このレストランにはマシューさんのこだわりがたくさん詰まっており、1階は作品を展示しているギャラリーで、2階がレストランとなっている。

ギャラリーのコンセプトは、「art plus nature」。
自然も芸術の一種であり、マシューさんは芸術のすばらしさを伝えたいそう。
また、一階のギャラリーでは、マシューさんの絵も飾られているが、主にハンデをもった子供たちが描いた絵が展示されており、ギャラリーの天井もすべてマシューさんがデザインしている。
本物の美術館のような仕上がり。

レストランのお店のコンセプトは、「whatよりHowを大切に」
What、Howとは何か。
Whatはここで用いるとレストラン料理の味、価値に相当する。
Howはここで値するのは、食べるときはどんな空間、食べ方、素晴らしい環境。
すなわちマシューさんは物の価値よりも、その価値に対する環境、空間を大切にしたいと語る。

今後の活動、マシューさんの想いをkizuqが取材してきました。

今後の活動としては、レストランを経営しながら、いろんな目的のうちの一つとして、みんなに絵を好きでいてほしいという願いがある。
そして、あちこちのレストランや市民センターでも個展や展覧会でだしたいと考えている。

絵を学ぶ際にも私の真似をするのではなく、それぞれの個性や自分の発想を大切にし、絵を好きでいてほしいと考えており、間違えて書いてしまった絵をやり直すことではなくてそこから発見できるこどもの可能性を大切にしたい。
私は絵画を教えている立場であるが、生徒から色々な発想など逆に教えもらえることがたくさんある。
人生の一番のキーワードは、すべてに愛があるということだ。
人はそれぞれ想い、気持ちがある。その気持ちが大切である。

子どもたちへ
ここ(こども未来アカデミー宇宙-sora-)にいる生徒たちは障害を持っている人がいる。
だけど、障害のある方もない人もみんな同じ人間だから、投げやりになるのではなくて、反対にポジティブに考える。
障害を神様からの贈り物と考えたら、一種の才能であり、それらを開花させいろんな勉強をしてほしい。
そして、その人たちは他の人と比べるべきではない。
人と同じではない、個性を大切に。異なることが大切である。みんな違うことで、それらが相互作用してコラボレーションできる。
そして、絵を描いて感受性を高め、感性を磨いて幸せになってほしい。
ここは安心できる唯一の場所であるように願っている。

そして最後に、あなたのことをみんな大切に思っているから、あなたもみんなのことを大切にしてほしい。人間は一人では生きていけないのだ。