kizuq第2号一人目のインタビューはオペラ歌手!
どこか敷居が高く感じてしまうオペラ。そんな風に思う方を多いのではないでしょうか。
今回、お話をお聞きしました中野さんは、そういった方にもオペラを親しんでいただくために幅広く活動を続ける女性。
オペラについて知らない人も、私実は詳しいんです!という人も彼女の活動を知っていろんな気持ちを抱いてくださると幸いです。

 

オペラ歌手 中野陽登美さん

中野陽登美
オペラ歌手 関西歌劇団 所属

神戸北区で初のオペラ公演を行う。オペラ歌手の活動にとどまらず舞台衣装の制作も手掛ける。
多くの人にオペラを楽しんでもらうためのイベントを主催し活動を行う。

歌と共に生きる

オペラ歌手だけにとどまらず、自ら主催、企画を行う中野陽登美さん。
現在にいたるまでの経緯は、多くの出来事に見舞われ、救われそして自らの手で切り拓いた人生であった。
高校時代は合唱部に在籍し声楽家でもある顧問の元で歌を学んだ。顧問の先生が見せたオペラのビデオで中野さんの人生は大きく変わる。「オペラ歌手になりたい」そう、漠然とした想いを抱いたまま迎えた大学進学。進学したのは音大ではなく女子大の英文学科だった。英文学科卒業後に、子供英会話講師と留学を経て結婚し、夫の転勤で東京に移住。いつか思い描いた「オペラ歌手になりたい」とゆう夢は心の奥にしまいこんで日常を過ごしていた。

 

しかし転機が訪れる。散々悩んだ後、当時最先端であった不妊治療を受けるも、思うように運ばないことに、早々に気持ちを切り替え、以前から気になっていた「大人のための声楽教室」に通い始めた。
“わが子の教育に力を入れる夢を、もう一度自分を教育し続ける方に向けてみよう”と。間もなく、オペラのシーンをイメージし、自らデザインしたドレスの制作販売も始める。そして、4つ目の大学となる大阪音楽大学に入学し、恩師メゾ・ソプラノ荒田祐子氏に導かれ、オペラ歌手への道を歩み始めた。関西歌劇団に所属し、3年間の研修を経て正団員になった。その後「北神地域でもオペラに親しんでほしい」と思うように。2016年には神戸北区では初となるオペラ公演「ありまオペラ」を開催。その後もオペラを親しんでもらうための企画・公演を行い、来年11月には第2回となる市民参加によるオペラ公演の開催を予定している。

Event Infomation
19年10月26日オペラ歌手&市民合唱
第7回 エコソーレ♪コンサート
オペラを楽しもう with 中野陽登美
会場西宮市プレラホール
料金3000円
HPwebサイト