年々、少子化が進む一方で共働き家庭は増えています。
就学前の児童数が減少しても母親の就業希望者の増加により保育園への利用者数が増加し、待機児童問題が毎年話題になっていますよね。
神戸市では、令和3年4月時点での保育所等利用待機児童数は、市有地を活用した施設設備など保育定員を拡大したことにより過去最少となり、各地区で入所申込数が減少しました。
しかし、2022年度の北神地区の入所申込数は上昇したそうです。
そんな北神地区に2022年4月『神戸鹿の子道場南口園』が開園されました。
今回は、新設された『神戸鹿の子道場南口園』についてご紹介します。
『神戸鹿の子道場南口園』てどんな幼稚園?
『神戸鹿の子道場南口園』は、神戸市鹿の子台北町にある「認定こども園 神戸鹿の子幼稚園」の分園になります。
2歳児クラスが修了後は「認定子ども園 神戸鹿の子幼稚園」へ進級します。
お預かりしている年齢は、満1歳から2歳児です。
認定区分は3号認定になります。
利用時間は、短時間認定の場合8:30〜16:30、標準時間の場合は7:30〜18:30です。
認定子ども園とは、教育・保育を一体的に行う施設で幼稚園と保育所の両方を併せ持っています。(保護者の就労有無に関わらず利用可能)
受け入れ年齢は、園によって異なります。
【1号(満3歳以上)】
- 保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害など)に該当しない
- 教育標準時間4時間程度で通園
- 幼保無償化により利用料が無償※条件によって違いあり
- 手続きは、直接希望する園へ申し込む
【2号(満3歳以上)】
- 保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害など)に該当する
- 保育標準時間(原則11時間以内)、保育短時間(原則8時間以内)で通園
- 幼保無償化により利用料が無償※条件によって違いあり
- 手続きは、市町村に直接認定申請をする
【3号(0歳児〜満3歳児未満)】
- 保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害など)に該当する
- 保育標準時間(原則11時間以内)、保育短時間(原則8時間以内)で通園
- 基本的には、国が定める利用者負担の上限額の基準(月額)幼保無償化により利用料が無償となる場合もあります※条件によって違いあり
- 手続きは、市町村に直接認定申請をする
また、地域の子育て支援も行う施設になります。
本園「認定子ども園 神戸鹿の子幼稚園」はこんなところ!
神戸鹿の子台北町にある「認定子ども園 神戸鹿の子幼稚園」は、0歳〜5歳児クラス(年長)のある大規模園になります。
「和の心」を持ち「努力」を重ね「夢」に向かう力を羽包むという理念のもと、子ども達が卒園するまでに何か一つ、夢中になれるものを見つけ出すお手伝いがしたいという意味が込められています。
これをやっている時、楽しいな!なんか充実しているぞ!という気持ちを持ち、その興味関心に向かう主体的な力は、今後困難なことが立ちはだかったとしても解決または乗り越えられる力が備わってくるそうです。
年間のプログラムは主体的・対話的・深い学び
保護者は、園での様子・友達や先生との関わりなどは、先生方との会話の中で知ることができますよね。
でも、実際にどんな様子なのか、初めて知る子どもの性格など行事(音楽会・運動会・お遊戯会・作品展など)でわかることもあります。
「認定子ども園 神戸鹿の子幼稚園」では、逆算的な保育から子ども達の主体的・対話的・深い学びに重きを置かれています。
行事では、練習がメインになったり、本番に向けて行うというより、子ども達の遊びの中で興味や関心のあったものから作品や行事につなげて作り上げているそうです。
例えば、作品展では、何を作ろうか。からどれを使って作ろうかという対話をするそうです。
国際交流
英語を話せるようにする為とかではなく、幼児期からいろんな国の人と関わり合うことで、恥ずかしさや他国の文化の教養、尊重などの狙いがあります。
実際に、アイセック(AIESEC)のインターシップ制度を利用し、国際交流をされていました。
来日された方が2ヶ月間子どもと生活し、その中で自国の遊び、ゲームや踊りなどを紹介することによりこんな国があるんだ!とか面白いな!という興味関心につながっています。
コロナ禍にあり、現在は2年間ズームになっており、今後の国際交流の在り方を検討しているそうです。
アイセックとは・・・
世界126カ国に展開をする学生団体です。
アイセックでは、インターンシップの送り出し事業と受け入れ事業の2つの事業を行っており、学生により運営されています。
また、アイセック海外インターンシッププログラムは、共通の参加資格が5つあります。
- 30歳未満の大学、大学院、専門職大学院または短期大学に在籍する学生
- 基準以上の語学スコアを習得している(TOEIC730点以上、英検準1級以上など取得後2年以内のもの)
- 各大学で実施する面接試験に参加できること
- 各大学の担当者との面談に参加できること
- 6週間以上のインターンシップに参加できる
全ての条件を満たしている人が応募することができます。
学区内の「鹿の子台小学校」との幼小連携
幼稚園から卒園し、小学生になった時にスムーズに小学校生活が送れるように学区内の鹿の子台小学校と連携をとっています。
公立同士では幼小連携はよくあるんですが、公立と私立ではあまりないそうです。
お互いのカリキュラムについて研修を行い、しっかりとつなぎ合わせることで小学校に行った時スムーズに小学校生活を送れるそうです。
『神戸鹿の子道場南口園』の園内紹介
それでは、新設された『神戸鹿の子道場南口園』の園内をご紹介していきます!
『神戸鹿の子道場南口園』には、広々とした園庭やお砂場もあります!
お外でたくさん遊べるし、柵があるので飛び出す心配もありません。
また、しっかりと見渡せるのもいいですよね♪
こちらは、保育室。
広々としていて、木の温もりが感じられます。
こちらは、行事の時などに使うお遊戯室です。
広々としていて、雨の日も体を動かして遊べるほどの広さですね!
『神戸鹿の子道場南口園』へのアクセス方法
『神戸鹿の子道場南口園』は、神戸電鉄道場南口駅から徒歩3分ほどのところにあります。
神戸電鉄で通勤される方は、駅からも近く便利です。
住所 | 神戸市北区道場町日下部字筧ノ詰1522番 |
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電話番号 | 079-951-9901 |
まとめ
今回、ご紹介した『神戸鹿の子道場南口園』では、子ども達の現在だけではなく、15年後20年後を見据えた保育をされています。
今預かっている子ども達がどんな社会になっているかをしっかりと考えて対応をしてくれているんだそうです。
保護者からすると在園中だけでなく卒園してからのことも考えてくれているってとても心強いですよね!
また、キンダーカウンセラーもいらっしゃって子どもや保護者だけでなく、働く職員の方も対象にされているんだそうです。
保護者からすると、子どもを預けている環境はとても大事で何か困っていることがあれば頼れる先生がいるってとても重要になりますね。