山登りやハイキングをするのに気持ちのいい季節になりましたね!!
以前からインスタを見て気になっていた子どもと気軽に楽しめるハイキングコース『JR福知山線廃線敷』に行ってきました♪
ドキドキしたり、景色の美しさに癒やされたり、しっかり歩いた後は足湯で疲れをとって、一日遊びつくせる大人も子供も大満足のスポットでした。
JR福知山線廃線敷の魅力、廃線を楽しむための持ち物や、迷いがちの廃線入り口までのアクセスや、事前に知っておいた方がいい注意点について詳しくご案内したいと思います。
JR福知山線廃線敷って何?
武庫川渓谷に沿って、国鉄の機関車が走っていた旧福知山線の廃線跡です。
長らく立ち入り禁止でしたが、2016年秋にハイキングコースとして再整備され、利用者の自己責任のもと一般開放されています。
アップダウンが少なく約4.7kmという程よい距離と、インスタ映えするスポットが満載で、鉄道ファンは勿論、ハイカーやファミリーに大人気のハイキングコースです♬
コース内には6つのトンネルや3つの橋、枕木の線路跡と当時とほとんど変わらない姿で残っており、ただ廃線を歩くだけでなく、
武庫川渓谷の自然を楽しみながら、真っ暗なトンネルをドキドキしながら通りぬけする事が出来ます。
JR福知山線廃線敷ハイキングコースに行ってみよう♪
廃線敷入り口付近に駐車場がないと言うことで、電車で行くことにしました。
三田市に住んでいると、どこに行くのも車で行くことが多く電車にのる機会があまりない三田っ子達、券売機で切符を買うのも新鮮です。
廃線敷の最寄り駅はJR福知山線「武田尾駅」・「西宮名塩駅」・「生瀬駅」とありますが、私達は「生瀬駅」で降りました。
生瀬駅に廃線敷のパンフレット置いているかなと探しましたが、残念ながら生瀬駅には置いていませんでした。
仕方なく廃線敷までの道をネットで調べようとしていたら、なんと!!通りすがりの親切な方がパンフレットを下さいました。
なんで廃線敷に行くって分かったんだろう?と思いましたが、大きなランタンぶら下げて歩いていたら一目瞭然ですよね!笑
生瀬駅の斜め前にミニコープがあるので、そこでしっかり飲み物と食料を買って、いざ出発!!
パンフレットでは、生瀬駅から徒歩15分ということですが、きっと大人の早歩きで15分だと思います。
私達は低学年と幼稚園児メンバーで行ったので徒歩30分くらいです。
いや・・・実際は途中で迷って道を間違えたので45分くらいかかりましたけどね(笑)
皆さんが迷わないように廃線入り口までのアクセスを、後ほど詳しく説明しますね!!
【廃線入り口】
廃線には、お手洗いがありませんし途中でエスケープするところもありません!!
廃線入り口手前に簡易トイレがあるので、ここで済ませておくと安心です。
簡易トイレからまっすぐ進むと、いよいよ廃線入り口です!!
公園?山道?のような入り口ですが、この先の景色が最高ですよ♪
レトロな柵と土に埋まっているけど枕木の線路はずっと続いていて、「ここに電車が走っていたんだな~」と廃線を実感できる風景が広がります!!
線路沿いに歩いて行くと、見えました!!お目当てのトンネルが!!
真っ暗です・・・。
入るのをかなり躊躇しますが、友達と来てよかったです!!テンションだけでトンネル内を進めましたよ~。
トンネルには照明が一切ありませんし、地面がゴロゴロの石や枕木でボコボコしてたり、水たまりもあるので、足下を照らす懐中電灯は全員分持っていったほうがいいです!!
キャンプで使うランタンを持って行って正解でした♪
子ども達は「怖いー!!」とか言いながら、めちゃくちゃ楽しそうでした♪
たまにトンネルの天井から水がポタポタ落ちてくることがあり、首筋に落ちて「ギャー!!」と、大人も大騒ぎで通り抜けましたよ~。
出口の自然光が見えてくると、かなりホッとします(笑)
319mのトンネルを通り抜けホッとしたのも束の間、歩いていると北山第2トンネルが見えてきました。
2番目のトンネルは6つのトンネルの中で最長で全長413mもあり、入口と出口の自然光が完全に遮断されるので、全員で一斉にライトを消してみたら本当に真っ暗で更に大盛り上がりです!
トンネルは6つありますが、出口から見える景色はそれぞれ全然違っていて、長い暗闇から抜け出て緊張がほぐれる一方、景色の美しさに、なんとも言えない高揚感があります。
穏やかに流れていた川が第2トンネルを出ると急流になっており、ここも見どころの一つです。
トンネルを抜け線路沿いを歩いていると、当時の枕木の線路を積み上げたものがそのまま残されていました。
この枕木の横を通り過ぎると3番目のトンネルが見えてきましたよ~。
全長149mと短めですが、このトンネルの先がインスタ映えスポットです!!
トンネルとトンネルを結ぶ赤い鉄橋が圧巻です!!
新緑の季節や紅葉の季節は、より一層綺麗でしょうね♪
76mの鉄橋を渡るとすぐに4番目のトンネルの入り口があります。
この鉄橋が宝塚市と西宮市の境だそうです!!
全長306mの4番目のトンネルを抜けた後の景色が私は一番好きです。
いつの間にか、川が左側になっていますね。先ほどの鉄橋で川を渡って反対側にでたようです。
トンネルを出て少し歩いて振り返った景色が壮大でした!!
この辺りは桜や紅葉の季節がとても綺麗なようで、桜と紅葉マップがありました。
廃線敷周辺でも十分綺麗だと思いますが、体力のある方は足を伸ばしてみるのもいいですね!
親水広場の方に行くと、ちょっとした広場とベンチがあり、ここでランチタイムや休憩するのもいいですよ!
記念撮影スポットもあって熊のお腹の穴に顔を入れれます!!子どもが喜ぶやつです。
親水広場から川の方にも降りて行けますよ!!
深そうなので川遊びは出来ませんが、川辺で巻き貝を見つけたり、葉っぱを流したり、子どもの遊び方は無限大!
直ぐ近くに浅いところもあり、こちらの方が見ている親としても安心です。
ここでおやつを食べたり1時間くらい遊んでいました♪
さて、ここから後2本のトンネルがありますが、147mと91mと短くライトがなくても歩けるくらいでしたが、枕木がボコボコしているので、気をつけて下さいね!!
最後のトンネルを抜けるとゴール間近です!!
ゴールすると、広場や、レストラン、トイレがあります♪
【レストラン(畑熊商店)】
定食や一品料理、丹波のアイスクリームなど食べれるようです♪
【トイレ】
武田尾駅から廃線をハイキングするルートはトイレ横の橋がスタート地点になります。
ここから「武田尾駅」までは、レストランの向かって右横を通り過ぎ真っ直ぐ徒歩約8分です。
私達は疲れを癒やすために、この武田尾駅の前を通りすぎて、武田尾温泉の無料の足湯に寄りました♪
【武田尾温泉 無料の足湯】
武田尾駅前を通り過ぎたら、このトンネルに入り左手に出口があるので、そこから外に出てください。
車やバイクも通る場所なので必ずライトをつけて歩いてくださいね~。
橋を渡らず川沿いを真っ直ぐ進むと足湯があります。
熱すぎず、ちょうどよい温度で、沢山歩いた足の疲れを癒やせます!!!
足湯の横に自動販売機もあり、車を止めれそうなスペースもありますね。
貸し切りの足湯に子ども達は、はしゃぎすぎて全員着替えて帰ることになりました。
着替え持って行っててよかった~。
川の向こう岸から、たぬきがこっちを見ていましたよ~たぬきも足湯に入りたいのかな?笑
廃線敷ハイキングを楽しむための準備
初めて廃線敷ハイキングをする方は、何を持って行ったらよいのかわからないですよね。
今回廃線敷ハイキングをしてみて持って行った方がよいと思ったものは、以下のものです。
- 懐中電灯、ヘッドライト、ランタン(重たいですがお勧めです)必須!!
- 食べ物、飲み物(廃線敷に自動販売機等一切ありません)
- 子どもの着替え(転けたり、川遊びや足湯で濡れる可能性あり)
- ゴミ袋(ゴミ箱がありません)
- カッパ(天候があやしい時)
- タオル(川遊びや足湯に寄る場合)
また、服装にも気をつけて行くと良いと思います。
- 動きやすい服装
- 帽子
- 歩きやすい靴
アップダウンは殆どありませんが、枕木の線路で凸凹道やゴロゴロの石で歩きにくいところもあります。
事前に知っておいた方が良い注意点は以下の通りです。
- トンネル内一切照明がないため真っ暗です。必ずライトを持って行きましょう!
- 廃線敷内はトイレがありません。(入口と出口にはあります)
- 廃線敷内に自動販売機等一切ありませんので、夏場は特に水分を多めに持って行って下さい!
- 廃線敷の途中でエスケープする所はありません。
- 廃線跡は、自己責任のもと一般開放されています。
- 廃線敷に駐車場はありません。
- ペット同伴不可。
- 火気厳禁
JR福知山線廃線敷へのアクセス
JR福知山線廃線敷の場所はこちらです。
廃線敷入り口は2カ所あります。
- 「西宮名塩駅」、「生瀬駅」から廃線敷入り口→武田尾ルート
- 「武田尾駅」から廃線敷入り口→西宮名塩・生瀬ルート
どちらから行っても構いませんが、武田尾を終着点とするルートが主流の様です。
【生瀬駅からのルート詳細】
生瀬駅を出てすぐ右手に案内板があります。
案内板の前を通り過ぎまっすぐ進みトンネルを抜けます↓
トンネルを抜けると目の前に橋が見えますが、渡らず手前を左に進みます↓
この道を真っ直ぐ進みます↓
ここで二手に分かれるので、右側の大通り沿いの方に進んでください↓
ここから、道がかなり狭くなります↓
木ノ元バス停前の横断歩道を通り、橋は渡らずに右手の細い通路へ↓
細い通路の入り口を降りて道なりに進む↓
廃線敷入口前のトイレが見えます↓
トイレを通り過ぎ、まっすぐ降りていくと入り口に到着↓
まとめ
子どもが長い距離を最後まで歩けるかなと少し不安もありましたが、アップダウンもほとんどない平坦な道のりで、暗いトンネルをドキドキしながら通る楽しさと、ハイキングコースが川沿いなので鳥をみつけたり、川の流れを楽しんだり、飽きることなくゴール出来ましたよ。
武田尾の廃線入り口の方にはレストランもありますし、武田尾駅からもう少し足を伸ばせば無料の足湯も利用でき、沢山歩いた後に疲れを癒やせるので、生瀬駅方面からスタートして武田尾に向かうルートにしてよかったです。
新緑や紅葉の時期は、特にトンネルから出たときの景色がとても綺麗でしょうから、季節ごとに廃線敷を楽しめると思います。
桜や紅葉の季節にハイキングでなく、お花見や紅葉目的であれば武田尾駅から武田尾廃線入口に行く道の途中に有料の駐車場もあります。
車で来て親水広場でお花見や紅葉を楽しんで、足湯に入って帰るというお気軽プランもありだと思います。