街の専門家【まねっこ遊び】リトミック・ピアノ教室 きのうた 代表 太期先生に聞いてみた Vol.２【三田市】

子どもの習い事として注目を集めているリトミック。

街の専門家【リトミックとは？】の続編です。

リトミックってまず何から習うの？そんな疑問にお答えします。

前回に引き続き『リトミック・ピアノ教室 きのうた』の太期衣理加先生に、お話を伺いました。

小さなお子さんに習い事をさせたい、音楽を楽しんでもらいたいというかたはぜひ最後までお読みください。

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リトミックってまず何を習うの？

まずは、『まねっこ』からスタートです。

教育や保育の分野では、「模倣」はとても重要な力の一つとして考えられています。

まねっこを繰り返し、その体験の中から、個性や独創性へ広げ、子どもは成長していくのです。

リトミックでも、模倣の力をとても大切にしています。

まずは先生のまねっこをして一緒に手拍子をしてみたり、お父さんやお母さんと一緒に体をゆらゆらしてみたり。

リトミックは、子どもの成長にあわせ、音楽を通じ体を動かし、表現力を育みます。

リトミックのまねっこ遊び

「さぁ、この音楽を聴いて、体を自由に動かしてみましょう！」

このように言われたとき、皆さんは、すぐに体を動かすことができますか？

「何が正解？何を求められているのだろう？」と疑問や、不安な気持ちで一杯になりますよね。

子どもたちも同じです。

「自由」には、たくさんの「経験値」が必要です。

今回は、色んなまねっこの中から4つご紹介します。

① リズムまねっこ

ピアノの音のリズムの速さに合わせて、歩いたり走ったりし、体を動かします。

手をたたいたり、カスタネットやスズ、タンバリンやハンドベルなどを用いてまねっこを楽しみます。

②音の高さで表現遊び

ピアノの音の高さに合わせて、体を動かします。

「ドレミファソラシド~♪」と低い音から高い音へ、下から上にあがっていく音に合わせて、広げた腕を低い場所からだんだんと高く伸ばしたり、フープを持って更に動きを広げます。

③音色から動きを連想しまねをする

ピアノの音を聞きながら動物のまねをします。

低くゆっくりとしたリズムなら→ゾウ、
高く跳びはねるようなリズムなら→ウサギというイメージ。

動物だけでなく、雨が降ってきたとイメージして体を動かす遊びもあります。

④音楽を聞いて自分でイメージした動きをする

いろいろなジャンルの音楽を聞きながら、子ども一人一人がイメージした動きができるように遊びを進めます。

ショパンの『華麗なる円舞曲』に合わせてシフォンの布を振りながら体を動かしたり、子どもの動きのまねをして大人が、体を動かすこともあります。

一見すると同じ動きをしているように見えるかもしれませんが、同じ遊びの繰り返しが子どもにとって安心感につながり、これをしてみたい・こんなことができるようになりたいといった主体的な行動にもつながります。

まねっこは表現の芽生え！？

リトミックでは、音楽感やイメージを膨らませることをとても大切にし、まず『まね』をすることで体を自然に無理なく動かし、「こういう表現の仕方があるんだ！」と子どもたちに気づきを与えます。

赤ちゃんの頃は、お母さんのお膝の上で、お母さんと一緒に体をゆらゆらしてみたり、先生と一緒に太鼓をとんとんたたいてみたり・・・

そんな中、赤ちゃんはお母さんの動きや表情をまねっこしようと、よく見てよく聴いています。

ヨチヨチ歩けるようになってくると、両手を広げたり、しゃがんだり、体を大きく動かしてまねっこすることができるようになります。

もっともっと成長すると、柔らかな布（シフォン）やフラフープ、良い音のする木の棒（スティック）など、さまざまな教具を使いながら、そのものの動きをよく見てリズムを感じたり、大きな動きや手先・指先を使った動きをまずはまねっこすることで、表現を身につけたりすることができるようになるのです。

もちろん、お子さん自身の発達で、できることが増えていくことはありますが、リトミックでは、お父さんお母さん以外の大人（講師）の動きを見たりまねたり、同じくらいのおともだちの動きを見たりまねたり関わったりすることを通じて、さらに発達を促すことができるのです。

『リトミック＆ピアノ教室　きのうた』詳細

『リトミック＆ピアノ教室　きのうた』は、基本的にゆりのき台コミュニティハウスで行っています。

年齢別のクラスになっているので、お子さんの年齢に合わせてご参加ください。

ゆりのき台コミュニティハウスの場所はこちら↓

問い合わせ	kinoutararara@gmail.com
公式LINE
ホームページ	リトミック・ピアノ教室　きのうた 公式HP
Instagram	kinoutararara公式Instagram

まとめ

「うちの子は、引っ込み思案だから」や「音楽があまり好きではないみたいで」と普段の生活の中で感じている保護者の方もいらっしゃるかと思います。

なかなか体を動かせなくても大丈夫です。「見る」「聴く」こともとても大事なことです。

そのうちきっと、いつか子どもの表情も変わり、体が自然に動きだすと思いますよ。

「自由な発想で、いいねん！いいねん！楽しく！楽しく！！」といつも笑顔の太期先生。

子どもたち一人一人に優しく丁寧に接する姿が、とても素敵な先生です。