子どもが幼稚園に入り、幼稚園のお迎えに行った時にママ友から「最近うちの子が習い事に通い始めたの」と聞いたりしませんか。
そこで「子どもの習い事はいつから通わせるものなのだろう」と疑問に思うこともあります。
- 「子どもに興味のあることは目一杯やって欲しい」
- 「小さな頃から色々な経験をさせてやりたい」
- 「協調性のある思いやりのある子どもに育ってほしい」
そんな親の思いがありますよね。
でも実際「子ども自身の成長」が一番です。
では子どもにとって習い事はいつから適齢期なのか。
そこで「習い事にいつから通わせたら良いか迷っているママ」に向けて、習い事の適齢期と年齢ごとにおすすめの習い事をご紹介。
年齢・興味・関心などに合わせた習い事適齢期が分かっていれば、子ども自身の成長に合わせた習い事を選択させてあげることができます。
その前に、ママ自身の不安が安心して、子どもを「習い事」へ送り出せる選択肢にしていきましょう。
1.子どもの「習い事」はいつから適齢期なのか
子どもの習い事の適齢期には決まった定説がある訳ではありませんが、特に「3〜4歳頃から」です。
主に子どもが3〜4歳頃になると、他人とお話やコミュニケーションができる年齢になるからです。
ただし注意が必要で、子どもと双方向の会話ができない。もしくは習い事中にじっとできずに、ぐずってしまう場合や、集団慣れしていない年齢ではまだ習い事を習うには早い段階なので時期を遅らせましょう。
習い事教室によって、体を動かすもの、じっと座って行うものでは雰囲気が変わるので、子どもの性格や興味・関心で選択することが重要です。
なのでおおよその年齢として「3〜4歳」頃が一つの指標になるでしょう。
定説となる「習い事」の平均年齢は3歳?
「習い事」の通い出しの平均年齢は3歳と言われています。これはちょうど幼稚園への入園時期と重なります。
3歳は社会性が形成される前の段階。これから感受性や集団生活に慣れて行く前の年齢が3歳からとなっています。
家の中でお父さん・お母さんとの関係性構築が出来ていたり、保育園で仲良くなったお友だち同士で遊び始める頃ですよね。
ただ注意が必要なのが、一人遊びが出来ても、幼稚園で新しい人間関係の中で社会性をこれから育む段階なので、その子自身の性格を見定めることは大事です。
入園時期に合わせて、習い事を始めるのも良いですが、少し幼稚園での新しい環境に慣れ始めた頃からでも遅くはないのではないでしょうか。
実際いつからが習い事の適齢期なのか?
習い事の適齢期は子どもの成長によって変わりますが、小学校入学前までに子どもが習い事を経験している割合が8割以上となっています。
0歳から、1から2歳、3から4歳、5から6歳までで年齢別で始める適齢期が違い、様々な習い事を経験させている場合があるからです。
例えば0歳からだとママと一緒に体を動かすもの、3歳までだと親子で参加しないといけないもの、3から4歳、5から6歳までになると「親以外の人との関わり」が増えるので一人で受講できるものまで様々。
子どもの習い事は、小学校入学前までがほとんどですが、習い事の適齢期は子どもの特性によって変わります。
2.「習い事」始めるタイミングはいつから?
「習い事」を始めるタイミングは子ども一人ひとりによって変わります。
何故なら、子どもの成長速度や特性が違うから。
通常だと3歳ごろになると「イヤイヤ期」がひと段落しますが、まだ子ども自身の成長速度によっては好き嫌いがハッキリしていない場合もあるのです。
そのため、どんな習い事を始めることが、お子様にとっての適齢期なのか。さらに年齢別でおすすめの習い事を併せてご紹介します。
環境に慣れされる0歳の早い段階から
0歳から習い事を習わせる理由が早期教育で先天的な能力を広げたいと考えているからです。
子どもは6歳までに脳が急激に発達するため、それまでに脳の吸収力が非常に高い間に本来の先天的な才能を伸ばしておく事は非常に子どもの将来のためにもなります。
「早期教育」が子どもの成長や刺激に非常に良い影響を与えるのです。
親子で一緒に参加できる1~2歳から
1〜2歳は歩いたり喋ったり自由に動き回り始めるので、親子で体を動かすような習い事がおすすめです。
例えば音楽などを通して身体感覚・知的感覚を程よく刺激する様な教育などです。
身体を自由に動かせる年齢になってくる1〜2歳時のお子さんにおすすめ。
子どもの感受性や自尊心が育まれる3~4歳から
3〜4歳になると、習い事に通い始める子が非常に多い。
心身ともに成長してきた年齢で、徐々に集団行動にも慣れていく年齢だからです。
そのため、習い事の先生からの指示に従って、身体を動かす体操や聴覚を生かしたピアノなども良いでしょう。
習い事を始めさせるには、お子さんの心と体の発達状況を見てデビューさせて見てはいかがでしょうか。
集団行動が始まる就学前の5~6歳から
5〜6歳になると身の回りのことがある程度自分でできる様になる年齢。
運動神経や手先が器用になるため、スポーツなどの習い事を通じて子どもの自尊感情が高まる時期だからです。
習い事は先生の話を深く理解し、スポーツでも学習にも活かせる様な習い事を子どもにオススメしてあげてはいかがでしょうか。
3.「習い事」はいつからが始めたら良い?年齢別習い事
周りが習い事を始めると「あれ、ウチの子は習い事に通わせたりはしていないけど遅いのかな」と不安になるものです。
しかし、子どもの成長や年齢のタイミングによって習わせるべき習い事は違います。
何故なら子どもの発育を促進させる良い機会になったり、ママ自身のストレス解消に繋がるからです。
年齢ごとに習わせる習い事も変わります。
そこで始めるのに適した年齢別の習い事をご紹介します。
0歳からスタートしやすい習い事
0歳から習い事を始めるのは以下3つのメリットがあります。
- 吸収力の高い時期なので発育に良い影響をもたらす
- 運動神経の基礎を作ることができる
- ママのリフレッシュに繋がる
0歳からスタートしやすい習い事にはどんなものがあるのか、詳しい内容を見ていきましょう。
1.ベビーサイン
ベビーサインとは「まだうまく話せない赤ちゃんとお話しする育児法」のことです。
生まれてから数ヶ月の赤ちゃんは言葉を話せません。
そんな時、簡単な手話やジェスチャーを使って赤ちゃんとコミュニケーションを図る訓練を行えるのです。
ベビーサインのオススメの月齢は【6ヶ月〜1歳程度】です。
子どもの行動変化だとお座りができる、指さしができる様になる頃です。
2.ベビースイミング
ベビースイミングとは赤ちゃんの水慣れを目標にして、プールで楽しく遊ぶことがメインです。
お風呂に入るのに自宅で苦労するママも多く、水慣れができるので人気の習い事の一つ。
ベビースイミングのオススメ月齢は【4〜6ヶ月程度】以降です。
子どもの行動変化だと首がすわってからの赤ちゃんを対象としているスイミングスクールが多いです。
3.リトミック
リトミックとは「曲や音に合わせて手遊び、音遊びを身体を浸かって楽しんだり、表現する教育法」のことです。
吸収力の高い1歳までに音や身体感覚を養うのに最適。
リトミックのオススメ月齢は【4〜6ヶ月頃】からで、親子で参加するのもオススメです。
子どもの行動変化だと首がすわる頃です。
4.ベビー英会話
ベビー英会話は「小さい頃に英語に触れておくと、英語慣れが早い」ので親子で学べる習い事としてオススメです。
小さい頃の方が広音域の周波数を聞き分けられる様になるので、時期は早ければ早いほど良いと言えるでしょう。
ベビー英会話のオススメ月齢は10ヶ月〜1歳頃までで、親子で一緒に参加することを向いています。
子ども行動変化としては首がすわって、お座りしたり、指さしができる頃です。
5.ベビーヨガ
ベビーヨガは赤ちゃんを膝に乗せてヨガの体勢になったり、ママも主体的に参加できるヨガです。
赤ちゃんとのスキンシップをより深めたり、身体感覚を高めるのにオススメです。
子どものオススメ月齢は10ヶ月〜1歳頃です。
行動変化としては、首がすわって、お座りができる頃です。
1~2歳からスタートしやすい習い事
1〜2歳から習い事を始めるのは以下2つのメリットがあります。
- イヤイヤ期が始まり、自我が芽生えるので子離れで、習い事を始めやすい
- 心が成長し、様々な刺激を受ける大切な時期なので将来の基盤を作りやすい
1〜2歳からスタートしやすい習い事にはどんなものがあるのか、詳しい内容を見ていきましょう。
1.リトミック
0歳時に引き続き、人気の「リトミック」です。
最近では保育園や幼稚園でも取り入れられています。
音楽に合わせて心と身体のバランスを整えてくれるので、親子で楽しむにはピッタリだからです。
ここから音楽が好きな子ならピアノへ、身体を動かす事が好きな子ならバレエに移行しても良いのかもしれません。
2.通信教育(英会話なども含む)
「通信教育」は、パパやママと一緒に学べる教材や絵本が届けられ、お家で子どものペースで学べるもの。
お子さん自身の人見知り、まだまだママから離れられない子の不安を払拭できるので、目が離せないお子さんにはピッタリです。
こちらの教材を通じて習い事情報を仕入れてからもう少し大きくなってからスクールへ通うのも手段かもしれません。
「オンライン英会話」を低年齢向けに行なっているものもあるのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
3.スイミング
「スイミング」は全年齢に不動の人気で、親子向けには最適の習い事。
特に1〜2歳からだとベビースイミングのクラスから始まります。
親子で一緒にレッスンを受けられ、事前体験会を実施しているスクールも多いのでオススメです。
3~4歳からスタートしやすい習い事
3〜4歳から習い事を始めるのは以下2つのメリットがあります。
- 集団行動やルールなどがわかる様になるので、子どもを習い事に通わせやすくなる
- 会話が大人とできる様になるので、ひとり立ちのチャンスになる
具体的には3〜4歳からスタートしやすい習い事にはどんなものがあるのか、詳しい内容を見ていきましょう。
1.スイミング
「スイミング」は1〜2歳時でも人気でしたが、3〜4歳からも変わらず人気の習い事。
スイミングに通わせる動機としては、体力づくりのためや、元々身体が弱い子の克服のために通い始める場合が多い様です。
小学校に上がる前に水を怖がる子がいる中で体育の授業などでもスムーズに移行できる、という様なメリットも。
2.英会話スクール
最近では小学校でも必須科目になっている「英語」も人気の習い事。
3〜4歳ごろから英会話スクールに通う理由としては、第2言語の取得や集団の中でも自分の意思を、誰かに伝える訓練のために通わせるケースがあります。
耳から入る情報を正しく発音したり、先生から教えてもらったことに耳を傾けたりする中で新しい刺激やお友だちを作るチャンスにもなります。
また3〜4歳から「生の英語」に触れておくと、脳の動きが活発になるため早期で慣れておくことはおすすめです。
3.音楽教室
習い事の定番として有名な「ピアノ」。
1〜2歳で「リトミック」などの習い事から音楽への興味を示した子どもにオススメです。
子どもの音感や表現力を伸ばしたり、コツコツ毎日練習を続ける習慣などを学べるのはこちらの習い事のメリットかもしれません。
子どもの多感で刺激を吸収しやすい時期に子どもの音感を伸ばしてあげる為に習わせるのも良いでしょう、
5~6歳からスタートしやすい習い事
5〜6歳から習い事を始めるのは以下2つのメリットがあります。
- 子どもの得意な事や苦手な事がハッキリ分かれてくるのでそれを自分で見つける機会になる
- 就学前に集団生活や社会のルールを守る上での常識を学ぶチャンスになる
5〜6歳からスタートしやすい習い事にはどんなものがあるのか、詳しい内容を見ていきましょう。
1.スイミング
「スイミング」は1歳から就学前までの定番の習い事。
主に体力づくり、水泳を通じて呼吸器系に強い子に育ってほしいなどの理由があります。
実際に就学前までに水泳に慣れておけば、小学校からもスムーズに授業に望めるメリットがあるため、習い事にはオススメです。
2.英会話
「英会話」は3〜4歳から引き続き、就学前から身につけておきたい習い事にランクインしています。
小さい頃から子どもの耳を発達途中の段階から慣れさせておく事で自然に英語を理解する事ができる事が理由から人気の習い事。
最近ではオンラインで自分のペースで行えるものもあるので、オススメです。
3.サッカー
「サッカー」は小学校に入る前に5〜6歳の頃くらいから人気になる習い事。
主にチームワークや技術を磨く練習など、子どもの成長をスポーツを通じて学ぶ機会を作りたいという親からの理由もあります。
また就学する前に学んで欲しい「協調性」を育む機会になる様です。
少し月謝が選択するサッカークラブのレベルなどによっては値段が変わるので、事前の体験会に参加をしてみてはいかがでしょうか。
4.「習い事」を選択する上での大事なポイント
適齢期に合わせた「習い事」を選択する前に、子どもが「どんなことをやりたいのか」を本人の意思は大事なポイント。
何故なら「習い事」を始める動機をはっきりさせておく必要があるからです。
それは本人が興味があるのか、無理なく通わせる事ができるのかなどをはっきりさせておく。
その上で「習い事」を始めるポイントを押さえましょう。
まず子どもにとって興味・関心があることか
子どもの興味・関心をじっくり聞いておくことがポイント。
どんな事が好きで嫌いなのかを知っておかないとすぐに辞めてしまうことに繋がるからです。
教室の雰囲気に合わない、うまくいかないなどの問題になることもしばしば。
まずは子どもの年齢が5〜6歳になってくると自我がハッキリしてくるはずなので、子ども自身の意思や興味・関心を聞いておくことは重要です。
通うエリアが遠過ぎないか
どんなエリアにスクールがあるのかも重要なポイント。
今住んでいる場所から遠く離れた場所で送り迎えが大変になると本末転倒です。
一度通い始めてから送り迎えが車じゃないと行けない場所にあったり、送り迎えバスがなかったりするとママの時間も切迫してしまいます。
できるだけ通えるエリアに場所を絞っておくことも大事でしょう。
費用感は身の丈に合っているか
習い事の月謝はしっかり事前に下調べしておくことは重要なポイント。
費用がかさむ様な身の丈に合わない習い事は家計に良くないので、子どもとパパと事前に相談しながら習い事の通い先を決めましょう。
例えば、子どもから「友だちに誘われて一緒にサッカークラブに入りたい」と言われても、本当にやりたいことかどうかなども含めて家族で話しあう必要があります。
なので一度費用感などを事前に説明を受けておくことも大事です。
先生と子どもの相性はいいか
習い事へ通い始める際に、自分の子どもを担当してくれる先生と子どもの相性はとても重要。
その担当してくれる先生の方針によっては、子どもがうまくやって行けない場合があるからです。
子どもと先生のコミュニケーションがうまく行けそうか、子どもを育てる力量のある先生かどうかを見定めることも通わせる条件になります。
習い事を始める前にまず教室の先生とコミュニケーションを取っておきましょう。
事前の体験会などお試し期間はあるか
事前に体験会に参加することは、スクールの雰囲気や子どもを通わせる環境を知る上で、非常に重要なポイントになります。
体験会やお試し期間に子どもを参加させることで、スクールに興味を持つかどうかの判断材料になるからです。
例えば、体験会で教室の雰囲気が良かったり、先生が積極的に子どもたちを先導してくれるということは、実際に足を運ばなければ知ることができないですからね。
積極的に事前体験会やお試し期間に参加して子どもの反応を確かめることで、通わせるか判断しましょう。
5.「習い事」デビューの適齢期は子どもによって違う
子どもの習い事はいつからデビューするのが適齢期は、幼稚園に入って3〜4歳ごろから始める事が多い様です。
3〜4歳は社会性が身につける前段階で、これから感受性や集団生活に慣れて行くチャンス。
なので新しい刺激を受けても習い事を通じて子どもの才能が開花するきっかけになります。
しかし子どもの成長や発育のタイミングや家族の教育方針によっては、早めの0歳、1〜2歳から習い事へ通わせる場合もあります。
0歳・1〜2歳なら、子どもの発育に合わせ、親子で一緒に習い事に通うことをおすすめします。
3〜4歳・5〜6歳になると、子ども自身の自我がはっきりして、自身の好き嫌いが徐々に分かってくるので、本人の興味・関心を聞いて習い事へ通わせる事が良いでしょう。
その中で一人ひとりの年齢と成長に合う「習い事デビュー」を子どもと一緒に取捨選択して行きましょう。
またこちらの記事に子どもの習い事ランキングをまとめた記事がございますので、ぜひ参考にしてみてください。